2014/01/29

温泉県「大分」が初めてのあなたへ01


突然ですが、「大分」訪問が初めての人へちょっとした情報をまとめてみた


来月、あるイベントが大分市内で行われる。
私も久々の参加なのだが、
もともと8年前の2年間住んでいたし、小さい時から夏の度両祖母の家に預けられていたのもあり、外側からみた大分についてちょっと詳しいので そんなひと味違う目線からあの県についてまとめておくので、初めての人は是非参考にしてほしい。


あ、それから 本当は「県」だけど、「国」とたまに表現します。

ちょっとした旅行気分を演出するため いやただ面倒クサイだけ ですっ。 (`・ω・´)キリッ


入国

方法は4つ。

  1. 道路
  2. 鐵道
  3. 空路
  4. 海路

1. この際、無視。カーナビにお任せ

2. 「小倉」から、「にちりん」か「ソニック」で約1時間半

普通列車なら、「柳ヶ浦」あたりで乗り換え...かな。

3. 「大分空港」から、大分・別府市内へリムジンバスがオススメ

午前便ならともかく、午後便での入国で、レンタカーというチョイスはなかなか厳しいものがある。
24時間を謳うレンタカーでも大分県内では20時閉店だからなのだ。(空港店は21時閉店)
例えば、NGO-OIT(名古屋-大分)
NGO-OIT ANAコートシェア便
19:35到着、手続きして出てこられるのは20時前後。
翌日も早朝から車を使う予定があるとか、別府の山側温泉に泊まる人以外は空港で借りる理由はないと思う。
ちなみに大分市内のホテル駐車場は1泊1,000〜300円。

以下、空港出発リムジンバスの情報(往路はまた別項にて)

4. 海路は4系統

関西方面から自家用車を持って来たい場合、この方法がいいかも。
※「さんふらわあ」は以前「関西汽船」だったので、その呼び名の方で馴染んでいる人も多い。今も「関西汽船」で検索は可能。けれど「さんふらわあ」にリンクしている(当然だけど)

※ご存じない方の為に補足
車を一緒に運ぶと運転手の乗船料が車両運搬料に含まれている(二等室)。
一等室他へのアップグレードは別途必要。各社いろいろ。
グループで運賃をワリカンすると結構安くすむかも。
JAF割引き、会員制度、などあり。(以前は株主優待もあったけれど今はない)

※佐賀関到着便は日中運行、他は船中泊便。詳しくはそれぞれの公式ホムペにて。


温泉国の基礎知識と宿など

某イベントは大分市内で開催されるので、みんなその情報は収集済みだと思うが、
問い合わせが多いのはそちらよりもむしろ別府の方が多い気がするので、そちらを中心に。

1. 別府八湯(べっぷはっとう)

そもそも「別府温泉」といっても、それは別府温泉じゃないかもしれない。
別府に代表的な8つの温泉地域があり、それを併せて観光客は「別府温泉」と呼んでいるが、実際別府温泉のエリアは狭く、一般観光客にはあまり知られていない事実だったりする。
だから、「別府温泉行ってきた」といっても、「で、どこの?」と訊きたくなるし、実は、泉質は1本ずつ全部違うとも言われる。
狭いエリアで泉質の異なる湯が出て、且つ豊富な湯量なのは世界じゅう別府をおいて他にないと思う。

  • 浜脇温泉:海に一番近いところ。プール(クアハウス)もある。
  • 別府温泉:別府駅周辺エリア。竹瓦温泉、駅前高等温泉、ともに年季が入った建物なので外観を撮影する人にも人気。
  • 観海寺かんかいじ温泉:かつては皇室もお泊まりになった杉の井旅館はこのエリア。
  • 鉄輪かんなわ温泉:パックツアーで「別府温泉泊」となっていればほとんどこのエリア。リーズナブルな宿泊施設数最大の一大温泉地区。バスターミナルもある。「地獄めぐり」もこのエリアが中心。[国民保養温泉地][国民保健温泉地]
  • 堀田温泉:このエリアは、ほとんどの家庭が家風呂に温泉を引いていたり、町内で管理している地域風呂(?)が最も多いエリアだと思う。立ち寄り湯、旅館は他に較べて少ない。
  • 明礬みょうばん温泉:成分とラドン濃度は多分別府最大。白濁色が人気。「湯ノ花」はこのエリアで作られている。[国民保養温泉地][国民保健温泉地
  • 亀川温泉:浜脇とは反対側の海沿いの温泉エリア。市営の砂風呂もこのエリアにあり、また、間欠泉で有名な「竜巻地獄」もこのエリア。
  • 柴石しばせき温泉:醍醐、後冷泉天皇がそれぞれ病気平癒で湯治に訪れたというから、別府温泉最古の温泉地区なのかもしれない。森に囲まれたなかなかよいところ。市営施設もあるので料金は格安。[国民保養温泉地][国民保健温泉地

・別府温泉は、梅雨時期にちゃんと雨が降らないと、冬場の湯量が減る。
・青い湯の温泉は、噴出した時から青いわけではなく、時間をかけて青くなる。そして、日によっては青くならない時もあるそうだ。全部自然まかせ。青い湯に入れたヒトはラッキーかも?
・国の[国民保養温泉地/国民保健温泉地]指定を受ける温泉地は、約100箇所。いずれも温泉資源と自然環境に恵まれている場所で、大分県内には合計7つが指定されている。環境省:国民保養温泉地
などなど、トビリアはけっこうある


2. 別府市外にも温泉はある

他県ではあまり考えられないかもしれないが、ここでは県内どこでも湯は出る。そして、温泉施設がある。
  • 大分市内にも立ち寄り湯はある。いっぱいあり過ぎるのでコチラ(大分観光協会HP)を参照してほしい。
  • 温泉+昼食が人気。中山香駅徒歩10分くらいの場所にブランド牛の仔牛となる「山香牛」を食べられる宿泊温泉施設。山香温泉 風の郷もリーズナブルなのに料理が美味しくておすすめ。ま、大分市内からはかなり外れるが、時間が余ったら空港に向かう途中に立ち寄るのも良いかも。
  • 湯布院、、も忘れちゃダメよね。某観光協会から引用の立ち寄り湯は8軒ヒット少なすぎる。私イチオシの夢想園は入ってなかった。ここの露天風呂からの眺めはピカイチ。立ち寄り湯でも開放しているので、由布/湯布院に行ったら是非行って欲し。

3. 「コレ食べ飲ないと」な名物

  • 豊後牛:最近では大分全体の複数のブランドを束ねてそう呼んでいるらしい。
  • 豊後豚:ブランドとしては一番新しい。
  • 関あじ/関さば:佐賀関で1本釣りした鰺と鯖。鯖は通常足が速いので刺身で食べられることはないが、関さばは別格。釣り上げた瞬間から1匹ずつ、ブランド管理されている。
  • 河豚:下関で食べるより、断然お値打ちに食べられる。
  • 姫島の車海老:国東半島の先にある島で、天然/養殖車海老が有名。
  • 焼酎:二階堂、いいちこ、閻魔、兼八、銀座のすずめ などなど、麦焼酎は特に有名。
  • 鶏てん:鶏の唐揚げではなく、天ぷら。天つゆでいただく。
  • 鶏の唐揚げ:鶏肉消費量日本一の大分県。県北で食べられていた唐揚げ。最近では県外に店舗を持つ店も。
  • だんご汁:「だんご」と言っても丸くない。甘い味噌仕立ての汁に入った小麦粉を捏ねて発酵させ、手で伸ばした具だくさんの饂飩のような食べ物。
  • やせうま:きな粉にまぶされた麺。麺の形状はきしめんに近いが食感はもっと硬くしっかりしたかんじ。地元ではおやつや、昼ご飯として食べられる。
  • 甘太くん:高糖度のサツマイモ。品種はべにはるか。徹底管理で条件をクリアしたものだけがこのブランドを名乗れる。「安納芋を超える甘み」と評判で、焼き芋専門店で赤丸急上昇の銘柄となっている。
  • 黒布(クロメ):佐賀関特産の昆布の一種。シーズン(2月)になると県内のスーパーで見かける。細かい千切りにすると昆布独特のネバネバが出てくる。そのまま食べたり、味噌汁に入れたり。


クロメを千切りにしているところ


4. 趣向別オススメの宿(別府)

1. 料理・温泉バランスの取れた宿No.1

慈菜湯宿 粋房おぐら(じざいゆやど すいほうおぐら)
私が迎賓する時に使う宿。
特筆すべきは別府で3カ所しかない青い湯がある点。たしか、ここと「神和苑」(次に記載)いちのいで会館だけだったと記憶している。
7つの貸し切り風呂(独立した家族湯)に入れる、界隈でも珍しいスタイル。湯が空いていれば、1日に何種類か入れる。
料理も非常に美味しく、日中は県内からの日帰り入浴+食事客で賑わう。
おしゃれなオトナの隠れ家的宿といったかんじ。(場所は住宅街だけど)

2. 絶対青い湯に入りたいなら迷わずココ

山荘 神和苑(さんそう かんなわえん)
鉄輪の繁華街からちょっと離れたところに建つ、純日本家屋・庭園のちょい高級旅館。
立ち寄り湯も開放していて、800円で青い湯に入れる。
が、今年(2014年)いっぱい、改装工事中。

3. ホテルがいいならココ

別府温泉 ホテル白菊
慌ただしい滞在だけど「ちゃんと名物は抑えておいて美味しく食べたい」という人向き。加えて、3つのなかで一番別府駅に近い。
豊後牛(山香牛)・と関あじさばをちょっとずつ美味しく食べさせてくれて、湯布院ほど高くない。(と、私は思う)
立ち寄り湯も人気。




と、まぁこんなかんじ。
今回は全く写真がないからつまんないね。

次回は、外食や名所、お土産についてまとめてみたいと思う。

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